2025年9月13日(土)から11月30日(日)まで、CREATIVE MUSEUM TOKYO[東京・京橋]にて『HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展』が開催される。

HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展
【会場】CREATIVE MUSEUM TOKYO(東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 6F)
【会期】2025年9月13日(土)〜11月30日 (日)※会期中無休
【時間】10:00〜18:00
※毎週金・土曜および祝前日は20:00まで開館
※入場は閉館の30分前まで
【チケット】一般(前売2,100円、当日2,300円)、中・高校生(前売1,600円、当日1,800円)、小学生(前売1,000円、当日1,200円)
【HP】https://hokusai2025.jp/
■「マンガ」と「アニメ」の原点は北斎
世界で最も有名な日本人アーティスト、「HOKUSAI」。アイコンとして知られるあの「大波」の絵は、ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」と並び称される名画であり、知らない人はいないはず。北斎は90年の生涯で3万点もの作品を残し、93回の引越し、30以上の画号を使い分けた自由奔放な生き様でも知られている。紙と筆しかなかった時代にあって、彼の表現は、いまや世界を席巻する日本のエンターテインメント文化「マンガ」や「アニメ」のルーツともいわれている。

葛飾北斎『椿説弓張月』続編 浦上蒼穹堂蔵
本展は、『北斎漫画1700冊を所蔵する浦上満氏(浦上蒼穹堂)の全面協力のもと開催。質・量ともに世界一として知られる浦上コレクションの『北斎漫画』全15編をはじめ、多彩な読本(よみほん)の挿絵、『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』(通称:大波)、自らを「画狂人」と称した晩年の傑作『富嶽百景』全3編・102図、さらには初公開となる幻の肉筆画16図など、出展作品は総数300点を超える。

葛飾北斎『北斎漫画』十編 浦上蒼穹堂蔵
「集中線」「ギャグ描写」「アニメ原画」など、現代のマンガやアニメの表現の原点ともいえる作品に着目した新しい展示演出で、200年前の“北斎のしわざ”を体感する—そんな貴重な機会となるだろう。
■公式アンバサダーはKing & Princeの髙橋海人さん

髙橋さんは北斎の魅力について、「日本のアート界にとって重要な人物だと思っています。でも作品を見ていると、高尚なアーティストというよりは、絵を描くことが大好きな近所のおじちゃんみたいな、そんな印象を抱かせてくれます。大胆さと緻密さ、そして圧倒的でシンプルに見せる構図の魅力など、自分が絵を描くときの勉強にもさせていただいています。北斎の絵には、一枚の中に物語があります。さらに当時の生活だったり時代背景を調べて、もっと深く味わって。そんなふうに、ストーリーとヒストリーの両方を堪能することができるなと思います」と話した。

髙橋さんは、音声ガイドのナビゲーターにも初挑戦。「北斎の作品が300点以上みられる貴重な機会です。いろいろな魅力がつまった展覧会になっているので、皆さんが絵に対する興味を持つきっかけになればいいなと思います。会場でスムーズに北斎の世界に没入できるようなナビゲーターを務めたいです」と意気込みを語った。
江戸といえば……あたぼう鮨「名物煮穴子」
